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アナフィラキシー

アレルギーの中でも、非常に重篤な症状を呈す「アナフィラキシー」について調べていきましょう。

アナフィラキシーとは

急性アナフィラキシーとは「急性アレルギー反応」の1つで、急激に、かつ全身に激しい症状を呈するものです。

アレルゲンに接触後、数分〜数時間で動悸や息切れ、めまいに始まり、蕁麻疹などのさまざまな症状が現れます。重症の場合は数分でけいれんや意識消失が起こり、呼吸が停止するといった命に関わる危険な状態に陥ることもあり、一刻を争うものです。

原因

原因となる物質にはさまざまなものがあり、主に食物、薬品、ハチ毒、ラテックス(天然ゴム)などがあげられます。食物によるアレルギーは2歳以下の消化管が未発達な子供に多く起こり、特にアナフィラキシーを起こしやすい食べ物として「落花生(ピーナッツ)」が有名です。

ピーナッツ薬品に関してはペニシリンなどの抗生物質をはじめ、アスピリンなどの解熱鎮痛剤や造影剤などがあげられます。このような薬品を使う際には、必ず今までにアレルギーはなかったかどうかを確認しましょう。

また、ラテックスは天然ゴムに含まれる「タンパク質」の一種で、手術用のゴム手袋や医療用カテーテルに多く使用されています。そのため、医療従事者が手袋をつけただけでアナフィラキシーを起こす事例が続き、問題となりました。

これらの原因物質が一旦からだに入り込むと、体内の免疫機構が「アレルゲン」として記憶し、再び入り込んだときにIgE抗体とアレルゲンが結合して、これが肥満細胞などを刺激してヒスタミンなどの化学物質が大量に放出され、急激なアレルギー反応を引き起こすとされています。

主な症状

アナフィラキシーの症状は人によって、あるいはアレルゲンの摂取量によって異なりますが、蕁麻疹などの皮膚症状は9割以上の患者さんにみられます。また、アナフィラキシーの症状が出る時間もさまざまです。

caution皮膚からアレルゲン(ハチ毒など)が入ったときには早くて数分〜15分以内、それに対して食物の場合は口から入り胃や腸で消化・吸収されてアレルゲンとなるため、食後30分〜1時間くらいはかかります。さらに、一旦落ち着いた症状が数時間後に再び現れることもあるので、油断はできません。

その他、ショックなどによって命を落とすことがある・・・というのもアナフィラキシーの怖いところです。その多くは喉の腫れや痛みなどを伴う気道閉塞、不整脈による心停止、重篤な酸素欠乏状態、血圧低下などが原因となっています。

皮膚症状 蕁麻疹、紅潮(皮膚が赤くなる)、浮腫
呼吸器症状 咽頭浮腫、嗄声(声がかれる)、喘鳴、呼吸困難
消化器症状 腹痛、下痢、嘔吐
神経症状 けいれん、頭痛、めまい、意識消失
循環器症状 血圧低下、頻脈
ショックから死亡

治療法

アレルゲンとなるものを回避あるいは除去するのが一番ですが、万が一、食べたり触れたりしてしまったときは症状の発現をすみやかに察知して、一刻も早く治療をはじめましょう!

アレルゲンの回避・除去 アナフィラキシーを回避する最も有効かつ基本的な方法は、原因となる物質(アレルゲン)を避けることです。特定の食物や薬物に対してアレルギーのある人は、それらを摂取あるいは服用することのないよう注意しましょう。また、ハチ毒アレルギーであることを把握している場合はハチの居そうな場所に近付かない、あるいは肌を露出しないなどの対策が必要になります。
薬物療法 医療用 医療機関では症状を緩和する目的で「アドレナリン」という薬が用いられ、特にアナフィラキシーショックを起こしている時は真っ先にこれが使われます。これは気管支や血管に働いて、アナフィラキシー症状(呼吸困難など)を改善するほか、肥満細胞や好塩基球からのケミカルメディエーターの放出を抑える働きがあるとされています。
自己注射用 医師から処方される薬で、自己注射用アドレナリン注射液があります。自己注射とは、患者さん自身で薬を注射することです。今までハチ毒によるアナフィラキシーを経験したことがある方、またその危険性が高いと予想される方は自己注射用アドレナリン注射液が必要かどうかを医師に相談してみてください。

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