アレルギーの検査と治療

もしかしたらアレルギー?・・・と思ったら、迷わず病院で検査を受けてください。アレルゲンを特定することは症状の早期改善に役立つだけでなく、治療する上でも重要です。原因がわかれば対策も立てやすいので、まずは検査をして、適切な治療を受けましょう。

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アレルギーの検査

血液検査 皮膚検査

アレルギー検査は大きく分けて「血液検査」と「皮膚検査」があり、いずれも簡単な検査なので低月齢から受けることが可能です。

ただし、食物アレルギーの診断はさらに医師の指導のもと、アレルゲンと疑われる食材を食べさせない「除去テスト」と一定期間除去した後に1/3ずつ食べさせる「負荷テスト」を行います。


血液検査 IgE値 採血をして、アレルギーの引き金となるIgE抗体の量を調べる検査です。IgE抗体は免疫に関わるタンパク質で、アレルギーの人はこの数値が高い傾向にあります。
IgE-RAST 卵やダニなど、個々のアレルゲンに対する抗体の数値です。結果は0~6までの7段階に分かれていて、数値が0.7以上を上回れば「陽性」と判断されます。
血液検査 スクラッチテスト アレルゲンと思われる物質のエキスを少量垂らし、特殊な針(スクラッチ針)で皮膚を引っ掻いて反応をみる検査です。15分後に赤くなるか、虫刺され様の湿疹が出れば原因物質と考えられます。
パッチテスト 腕などにアレルゲンのエキスを染み込ませた絆創膏(医療用)を貼り付け、48時間と、72時間後に赤くなるなどの反応があるかをみる検査です。
皮内テスト 皮内にアレルゲンエキスを注射して、反応をみる検査です。スクラッチやパッチテストに比べて反応がわかりやすい一方、副作用の心配もあります。
除去負荷試験 除去テスト アレルゲンと疑われる食材がある程度絞り込まれたら、その食べ物を1~2週間ほど摂らないで、症状の変化を食事記録に記録して経過を調べる検査です。
負荷テスト 除去テストの後に1/3ずつ食べさせて、症状の有無を確認する検査です。食物アレルギーの検査では極めて重要なテストですが、重篤な症状が出ることもあるので、外来または入院して実施します。

アレルギーの治療

アレルギー検査で原因物質(アレルゲン)が特定されたら、主に3つの側面から治療を開始します。ただしアレルギーは体質によるところも多いので、「完治」ということは極めて困難です。

そこで、アレルギーの症状を「抑える」あるいは「悪化させない」ことに重点を置いた治療がなされます。

アレルゲンの除去・回避 アレルギーを誘発する物質、すなわち「アレルゲン」から自分自身を遠ざけるのが治療の基本です。例えば、ダニなどのアレルゲンを100%回避することは不可能ですが、この数なら大丈夫というところまで減らすことができれば高い効果を得られます。
生活習慣の改善 免疫も含め、からだの強さを支えるのは、やはり「生活習慣」です。同じアレルゲンでも、体調次第で「アレルギー症状が出ない」「出ても軽く済む」ということが確認されています。治療というよりも、むしろ体の地盤固めをしっかり行いましょう!
症状の緩和 アトピーで皮膚が炎症を起こしている、花粉症で鼻水が止まらない・・・などの場合、まずは激しい症状を薬などで鎮めなければなりません。そこで、アレルギー反応を抑える「抗ヒスタミン薬」や「抗アレルギー薬」、炎症を抑える「ステロイド薬」などの薬が用いられます。
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COLUMN:アレルギー体質は遺伝する?

赤ちゃん

まず、アレルギー体質は遺伝します。

両親が何らかのアレルギー性疾患を抱えている場合は、片方の親のみの場合に比べて約2倍の確率で子供に同様の症状が出るという報告もあるほどです。だからといって、必ずしもアレルギーになるとは限りません。

例えば、喘息の発症について双子を調べたデータでは、2人とも発症するのは50~60%という結果が出ています。つまり、発症には遺伝子意外にも環境などのさまざまな要因が絡んでいるのです。

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